鉄拳8の三島平八には「三島流最終奥義 武の境地」というものがあります。
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発動すると、特定の技が強化されます。
「システムを利用してワンチャンス与えられる」
昨今の格ゲーでは当たり前となった光景です。
たとえば、鉄拳8のヒートシステム。
発動することによって、大幅に有利な状況を作り出すことが出来ます。
鉄拳6のレイジ、鉄拳7のレイジアーツ&レイジドライブ。
これらもシステムを利用してワンチャンス与えられています。
2D格ゲーで言えば、ストリートファイター4のリベンジゲージ。
ストリートファイター5のVトリガーも同じような性質を持っています。
ただ、「三島流最終奥義 武の境地」は三島平八しか使うことができません。
三島平八だけに許された強化状態です。
ゲームバランス的な観点からすれば、少しズルいような気もします。
しかし、最高だと思います。
最高の調整です。
トレーラーを見たときの衝撃は忘れられません。
奈落をガードされても止まらない(2分40秒~)、剛掌破(WP)から鬼神拳(66RP)が繋がる、右踵(6RK)がしゃがみヒットすると浮かすことができる。
三島平八は明らかに気合を入れて作られています。
他のキャラの3倍くらいは作り込まれていると思います。
古参の鉄拳ファン(鉄拳老害)から言わせて欲しい。
三島平八はこれで良いんです。
三島平八は強くて良いんです。
三島平八は鉄拳王です。
三島平八が弱いとかあり得ないです。
三島平八は特別で良いんです。
さらに鉄拳老害として言わせて欲しい。
鉄拳7では、ルール違反を犯すキャラがゲストキャラだったから気に食わなかったんですよ。
豪鬼やギース。飛び道具を放ち、ゲージを持ち、ジャンプから崩してくる。
それが個性という言い方をするならそれまでです。
しかし、鉄拳老害としては許せない。
三島平八なら歓迎です。
三島平八がルール違反を犯すのなら諸手を上げて歓迎します。
神調整です。
よくぞ「武の境地」なんて最高のおもちゃを平八に搭載してくれました。
勝つか、負けるか。
それに関わらず、一試合に一度だけ、必ず気持ちよくなれる瞬間がある。
最高のおもちゃで遊ぶことができる。
しかも”自分だけ”。
鉄拳8の平八は、歴代のなかでも最高傑作だと思います。
メチャクチャ面白いです。
気持ち良さの塊です。爽快感の塊です。
これぞ鉄拳王です。
余談ですが、平八のレイジアーツの技名を知っていますか?
「三島流奥義・鬼神風雷拳」です。
鬼神、風神、雷神、全部合体という景気の良さ。
鉄拳8の三島平八は素晴らしいです。
本当に面白いキャラを作ってくれました。
三島平八も「三島流最終奥義 武の境地」も素晴らしいのです。