ボクは、これまで何度も格闘ゲームの大会に参加してきました。
今回は、格闘ゲームの大会に参加する意義について、実際の経験も交えて書きたいと思います。
ボクは2つの意義があると思っていて、
1.「そのときもっとも強かったプレイヤーを決める」
2.「愛好家たちが集まる」
「そのときもっとも強かったプレイヤーを決める」、というのは文字通りの意味です。
勝負事に携わっている人間なら分かると思いますが、「もっとも強いプレイヤー」を決めることはできません。
そのときの調子や環境によって、強さは変化するからです。
もっとも強いプレイヤーが必ずしも勝てるとは限りません。
常勝無敗の存在なんてファンタジーです。
だからこそ、大会によって「そのとき」もっとも強かったプレイヤーを決めるのです。
○○大会では☓☓選手が優勝した、そのときもっとも強かったプレイヤーは☓☓である。
それが大会というものの意義であると考えています。
「愛好家たちが集まる」。
これも大会の重要な意義だと思います。
好きなひとたちが一同に会す。
これだけで楽しいし、物凄いパワーを生み出します。
よく、(自分は弱いから大会に出ても意味がない…)と言う方がいます。
気持ちは分かりますが、ぜひ大会に出るべきです。
あなたが大好きなコンテンツを、あなたと同じように大好きな人たちがそこには集まっているんです。
強さや結果を求めるのも、もちろん良いですが、「自分もこのコンテンツが好きなんだぞ」と胸を張って出られる場が大会です。
堂々と出ていけば良いんです。
楽しいですよ。
いまでこそオンライン大会も頻繁に開催されていますが、昔は大会と言えばゲーセンで開催されるのがほとんどです(余談ですが、そのゲーセンの店員がやたらとやり込みまくっていて優勝するなんてこともザラにあった、そしてプレイヤーたちからは笑顔で野次が飛ぶまでが鉄板連携)。
現在ではプロとして活動するプレイヤーとも戦いました。
そのような一期一会の出会いも大会ならではでしょう。
ところで、おそらくほとんどの方が、自分のプレイを実況してもらった経験が無いと思います。
大会では、勝ち上がるか、運が良ければ実況台で戦うことができます。
自分のプレイを実況してもらうって、とんでもないカタルシスがあるんです。
プレイの一挙一動に、解説というレスポンスが返ってくる。
コンボに合わせて、後ろから「ハイッ!ハイッ!」という野太い歓声も交じる。
これはぜひ一度は経験してみるべきだと思います。
ボクは現在格闘ゲームがプレイできていません。
モチベーションはあるのですが、環境的な問題と体調的な問題で、できないのです。
YouTubeなどで大会の動画を見るたびに思います。
自分も参戦したい…!と。
ということで、なるべく大会には出てみるべきですよ。
強さなんて関係ありません。
あなたと同じものが好きな人たちが、そこには集まるのですから。
それだけで大会に参戦する意義は十二分にあるでしょう。