格闘ゲームにおいて、強いキャラクターは多くのプレイヤーに触ってもらえます。
すると、
「プレイヤーたちとのシナジーで、強いキャラがさらに強くなる」
という現象が起こります。
1.強いキャラをみんなが触る
2.キャラの攻略が進むのでさらに強くなる
3.さらに強くなったキャラの評価を聞き付けてより多くの人が触る
4.以下2~3の繰り返し
ストリートファイター6で言えば、「ルーク」、「ケン」、「JP」などが分かりやすい例だと思います。
鉄拳8で言えば、「ドラグノフ」、「準」ですかね。
強いキャラは、持ちキャラとして使用するのはもちろん、対策のために触るプレイヤーも多いです。
使用人口の多いキャラから対策すると、ゲームでの勝率が上がるからです。
そして、また攻略が進みます。
「使用人口が多い」というのは、とてつもない正のシナジーを発揮するのです。
新規さんや、初心者さんは、キャラにこだわりが無いのなら、使用人口の多いキャラをピックするのもオススメです。
なぜなら、攻略情報が豊富に存在するからです。
参考になる資料が無く、手探りでゲームを進めるのは骨が折れます。
「◯◯を使っているんだけど、××に勝てない。アドバイスをください」
このような質問にも、きっと優しいプレイヤーが答えてくれるでしょう。
逆に、使用人口が少ないキャラは負のシナジーに悩まされたりします。
1.プレイヤーに触ってもらえない
2.触ってもらえないので攻略が進まない
3.攻略情報がシェアされないのでさらに触ってもらえない
4.以下2~3の繰り返し
触る人が少ないので、プレイヤーによって強さを引き出してもらう機会も減ります。
対戦する回数も少ないので、対策も後回しにされがちです。
負のシナジーに悩まされます。
強さとは無関係に、キャラ愛によって使用人口が多いキャラもいます。
ストリートファイターでは、「ジュリ」、「ザンギエフ」、「リュウ」。
鉄拳では、「キング」、「吉光」、「一八」、「ニーナ」。
この辺りのキャラは、強さと無関係にキャラ愛によってやり込むプレイヤーが多い印象があります。
プレイヤーに愛されるキャラというのも、使用人口に関わってきます。
使用人口が多いというのは、それだけで良いものです。
人気キャラの恩恵に預かるも良し、不人気キャラを自ら開拓するも良し。
格闘ゲームには無数の楽しみ方があります。
今回は、「使用人口」という視点から格闘ゲームを語ってみました。