ボクは(無駄)に転職回数が豊富です。
さまざまな副業にも手を出しました。
現在の仕事も未経験の職種です。
どんな仕事で生計を立てるのか?
自分が向いている仕事は何なのか?
それは、どんな時代でも人々の頭を悩ませる問題だと思います。
結論から、
【好きなもの】だけを頼りに就職するのは辞めた方が良いです。
【好きなもの】と【やりたいこと】をしっかり区別して考えるべきです。
たとえば、ボクは本が好きです。
【好きなもの】は本になりますね。
【好きなもの】が本ですから、それを活かして本屋に就職したとします。
本屋では、本の検品をしたり、本を棚に陳列したり、レジ打ちをすることになるでしょう。
では、【好きなもの】が本である自分は、本屋に就職することで楽しく働けるでしょうか?
もう何となく言いたいことが伝わったかと思います。
【好きなもの】と【やりたいこと】は違うのです。
【好きなもの】を頼りに就職したところで、それが【やりたいこと】とは限らないのです。
もうひとつ、ボクの友だちのたとえを出しましょう。
ボクの友だちは幼いころからミリタリーものが好き(いわゆるミリオタ)な少年でした。
そんな友だちは航空自衛隊に入隊しました。
しかし、そこでの厳しい訓練や、あまりに規律のある生活に嫌気が差し、鬱になって除隊しました。
【好きなもの】を頼りに、就職を考えている方へ。
「実際にどんなことをするのか?」、しっかり想像しておいた方が良いです。
しつこいですが、【好きなもの】と【やりたいこと】は違うんです。
自分の【好きなもの】をもう少し掘り下げてみましょう。
先ほどのたとえで言えば、ボクは本が好きです。
本の何が好きなのか?
読むこと、文章に触れること、物語を想像すること、自分も書くこと。
ならば、小説家、ライター、レビュアー、編集者、辺りが候補になります。
本屋という選択肢は出てこないでしょう。
ミリオタの友だちはどうでしょう。
ミリタリーが好きとは言っても、実際に自分が戦場に立ったり、厳しい訓練をすることが好きなわけではなかったのでしょう。
ならば、徹底的にミリオタ道を極めて、軍事グッズを紹介したり、戦略などの知識を共有したり、違う道に進んだ方が幸せだったと思います。
少し捻って、ストテラジーゲーム(戦略系ゲーム)の攻略サイトを運営するとか。
落ち着いて自分の【好きなもの】をもっと掘り下げてみるべきです。
車好きな人が、車メーカーに行っても、その仕事が【やりたいこと】なのかは別なようにです。
そんなことをオジの自分は伝えたいです。