「BIOHAZARD RE:3」(以下RE3)の思い出を語ります。
バイオハザード3のリメイク作品です。
ゲーマーの間では、あまり評価が高くないようです。
それもそのはずで、原作から削ぎ落とされた部分が多いのです。
原作にあったステージ、原作に登場した敵、バッサリ削ぎ落とされています。
それらもあって、ボリューム不足との意見が多いですね。
バイオハザード3(原作)は自分が初めてプレイしたバイオハザードシリーズです。
小学生の頃にクラスメートからソフトを借りてプレイしました。
当時は、(こんなに恐ろしくて難しいゲームをプレイできる自分は何て凄いんだ…!)なんて、子ども特有の恍惚感を覚えたものです。
3を含め、バイオハザードシリーズは怖かった(とくに子どもにとっては)し、ゲームに慣れていない人がプレイするには、やや敷居が高いタイトルなのも事実です。
本題のRE3に話を戻しましょう。
自分としては、それほど悪い印象はありません。
むしろ楽しかった思い出の方が強いです。
もちろん、神ゲーだとか、傑作だとは口が裂けても言えません。
酷評されるのも分かります。
小学生の頃に原作をプレイした身としてはなおさらです(何で時計塔を削ったんだ…?綺麗なグラフィックでグレイブディガーも見たかったぜ…)。
ただ、RE3をプレイしたときの自分は、社畜全開の超忙しい時期だったんですよね。
毎日2~3時間残業、休日出勤も当たり前。
当然、ゲームをプレイする時間も無くなります。
そんな自分からすると、RE3は色んな意味で丁度良いゲームだったのです。
問題点であるボリューム不足は、遊びやすさに繋がります。
初見でも4~5時間くらいでクリアしたような記憶があります。
半日ほど使えばクリアできるのですから、(ちなみにゲームに慣れると半日も要らなくなる)時間が無い社畜にとっては都合が良いのです。
RE3は、アーケードゲーム(ゲームセンターに置いてあるゲーム)のような作りをしています。
広大なマップをプレイヤーの好きなように探索するような作りではありません。
まずはこのステージをクリアして、次はこのステージ、そこをクリアしたら次はボスね。
プレイしている感覚としては、アーケードゲームに近いんですよね(即物的な面白さと言うべきかも)。
そのお陰で、常にある程度の面白さが担保されているというか、あまりダルい瞬間が無いのです。
どんなゲームでも、遊ぶところを想像すると、(あのステージはやりたくないな~、あの敵と戦うのはダルいんだよな~)なんて考えてしまうものですが、RE3はそういったネガティブな場面があまり思い浮かびません。
物凄く好意的な表現をするなら、原作から面白い部分だけを抽出したダイジェスト版がRE3なのです。
ということで、時間が無い社畜にこそRE3はおすすめです。
(ゲームを一作まるまるプレイするのは腰が重いんだよな…)
そんな社畜は気楽にRE3をプレイするのも良いと思います。
少なくとも、昔の社畜時代の自分は楽しめました。

決して、神ゲーなどではありませんし、駄目なところも多いのですが、自分は嫌いな作品ではないです。
むしろ好きな作品です。
あの頃、社畜だった自分を楽しませてくれたRE3の思い出を語ってみました。




