FPS視点のホラーゲームです。
アクション要素はほぼありません。
ステルスと謎解きをメインにゲームを進めて行きます。
とても音にこだわったゲームです。
敵は基本的に目が見えません。
息を押し殺して敵をやりすごしましょう。
ストーリーは「恋人を助けるために、様子がおかしくなったホテルを探索する」というものです。
ちなみに、舞台となったホテルはイギリスのウェールズ地方に実在するそうです。
ホテルのスクリーンショット(ゲーム内で撮影)も貼っておきますね。
PV、トレーラーはこちら
・サクッとクリアできるホラーゲームがプレイしたい方
そんなに長くないので、サクッとクリアできるホラーを探している人におススメです。
ゲームに慣れている人なら、初見でも1日あれば終わると思います。
・土着信仰が好きな方
・普段ヘッドホンでゲームをプレイしている方
・激しいアクションが苦手な方
・あまりに怖いホラーは苦手な方
・ゲームに対して雰囲気とストーリーを重視している方
・難易度が豊富に用意されている
一番簡単なモードでは敵が出現しなくなり、ストーリーだけを楽しめます。
一番難しいモードではゲーマーもやり応えを感じられるほど難しくなっています。
さまざまなプレイヤーが楽しめるように作られています。
・音の臨場感が凄い
ドアの向こうから「コツコツ…」と聞こえる敵の足音が緊張感を誘います。
他のタイトルを出して申し訳ないですが、「バイオハザードRE2」のタイラントが近づいてくるような、あの感じです。
美しいBGMも雰囲気に合っていて、とても良かったです。
音にこだわったゲーム作りをしているのがプレイヤーにも伝わります。
・敵の鬱陶しさも謎解きの難易度もちょうど良い
敵は目が見えないので、息を押し殺してやりすごすのが、このゲームの特徴です。
下のスクリーンショットを見てください。
この状態でも敵にはバレていません。
このように、敵が良い意味でガバガバです。
敵の索敵能力はかなり低めに設定されています。
ステルスゲーが苦手な人でもプレイできます。
また、謎解き(パズル)の難易度もちょうど良いです。
詰まるような場面は見当たりませんでした。
・プレイヤーを楽しませるシチュエーション
大きな音を出して敵を引き寄せるギミックや、埃が舞う場所など、定期的に刺激的なシチュエーションが挿入されます。
埃、焚火の煙に近づくと主人公は咳をしてしまいます。
音を立てると敵に気付かれてしまうので、しっかりと口をふさぎましょう。
・資料が文章化されるので、いつでも閲覧できる
このゲームは蓄音機を調べることによってセーブできます。
その際に、蓄音機からゲームのストーリーに関わる会話が流れます。
ボクはサクサクとゲームを進めたいタイプなので、立ち止まって会話を聞いたりするのが苦手です。
しかし、本作では蓄音機での会話もすべて文章化され、好きなタイミングで閲覧できます。
細かい点ですが、素晴らしいです。
このシステムを搭載してくれたことに感謝します。
・エンディング回収が楽
少しメタ的な視点となりますが、本作はエンディングが2種類用意されています。
どちらの条件も簡単で分岐点が分かりやすいです。
また、エンディングを見るために、わざわざ最初からストーリーをやり直さなければならない、というような手間もありません。
簡単にどちらのエンディングも見ることができます。
・画面がやや暗すぎる
ホラーゲームだから仕方がないかもしれませんが、それでも少し暗すぎる気がします。
とくに昼間プレイする場合は画面が見づらいので注意が必要です。
・画面酔いにご注意
本作は狭い場所を探索する場面が多いです。
あまりキョロキョロしながら探索していると酔いやすいです。
・恐怖に慣れてしまう
敵に対する攻略パターンがほぼ同じなので、緊張感が保てず恐怖感が薄らいでしまいます。
結果的に恐怖感が持続せず、中盤くらいからほぼ恐怖を感じなくなってしまいます。
しかし、前向きに捉えるなら、ホラーが苦手な人でもプレイしやすいとも言えるでしょう。
・敵が鬱陶しくなったら難易度を下げよう
ステルスゲームの宿命ですが、何度も同じところで敵に発見されると鬱陶しくなってきます。
本作は前述した通り、敵の索敵能力がガバガバですが、難易度を下げるとさらにガバガバになります。
・困ったらマップをチェック
何をすれば良いのか分からなくなったら、マップをチェックしましょう。
ストーリーを進めるためのギミックの位置がすべて記されているので、そこへ向かいましょう。
・イジれるものは何でもイジってみる
基本的に謎解き(パズル)が分からなくなったら、イジれるものはすべてイジってみると良いです。
分かりやすすぎるくらいにイジれるものは目立つように設置してあるので、とりあえずイジってみましょう。
・終盤に〇〇に呼ばれたらセーブしよう
終盤に、〇〇に直接呼ばれる場面がありますが、そこでセーブをしましょう。
そこからロードすれば簡単にエンディングを回収できます。
・ヘッドホンでプレイしよう
音が重要なゲームなのでヘッドホン推奨です。
しかし、ヘッドホン無しでも問題はありません。
ヘッドホンがあった方がより楽しめるというだけです。
結論から率直に言いますね。
「大きく加点する要素もないが、大きく減点する要素もない、すべてがちょうど良いホラーゲーム」という感想です。
ゲームのプレイ体験も雰囲気も楽しめるものでした。
それほどゲームの難易度は高くありません。
豊富な難易度が用意されていることもあり、誰でもクリアできるような作りになっています。
怖さもそれほどではないです。
よっぽど怖がりな人でもない限りプレイできます。
ジャンプスケア(ドッキリ)の頻度も程よいです。
謎解きも特に詰まることはありませんでした。
最後までサクサクとプレイできます。
ストーリーも分かりやすいです。
ちゃんとゲーム内での資料を読んでいれば理解できます。
クリアしたあとに訳が分からなかったということもないでしょう。
個人的には、ストーリーもエンディングも好みでした。
ちゃんと綺麗に終わります。
ゲームに慣れている人であれば1日あれば簡単にクリアできるようなボリュームです。
総じて「たまには休日にホラーゲームでも遊びたい」という方にうってつけの一作でしょう。