
8番出口にインスパイアされたホラーウォーキングシミュレーターです。
廃校に肝試しに来た主人公が怪異に遭います。
異変の有無を判断し、6回連続で正解するとゲームクリアです。
それほどハードなジャンプスケアやゴア表現はありません。
怖さも控えめなので、怖がりの方でもプレイできると思います。
Steamにて、フリーゲームとして配信されています。
・サクッと遊べるゲームがプレイしたい方
・8番出口のようなゲームがプレイしたい方
・怪異が出現するだけではなく、それに応じた対処を求められることがある
・ゲーム全般
※詳細は感想にて
・オプションから明るさをマックスにした方が快適にプレイできる
・Shiftキーを押しながら移動するとダッシュできる(パッドの場合は左スティック押し込み)

8番出口が大ヒットしたあと、数多のインスパイアゲーが世に放たれました。
そのなかでも、本作は悪い方向で参考になる作品です。
ゲームをクリアし、怪異もすべて確認するまで遊びましたが、あまり本作を好きにはなれません。
まず、↓のスクリーンショットを見てください。

この廊下を探索して異変を探すのですが…
画面が暗すぎます。
異変探しをするゲームで、視界が悪いのは致命的な欠点です。
この作りはプレイヤーに対してフェアではないです。
ホラー感を出したいのかもしれませんが、ゲームの快適さを大きく損なっています。
いまからプレイする方は、オプションで明るさをマックスにして遊ぶのをおすすめします。

盤外戦術のような気もしますが、デフォルトの明るさではストレスが溜まってゲームになりませんでした。
せっかくなので、デフォルト状態と明るさマックスの比較画像を貼ります。

明るさマックスで丁度良いくらいだと思います。
もう一度言いますが、異変探しをするゲームで、視界が悪いのはフェアではないです。
異変の有無に対して、回答を間違えたときの演出も蛇足です。

※間違えるたびにこの女の子が出てきてちょっとした演出が入る。余談だが、初見時はスク水を着ているのかと思って別の意味で驚いた(実際はワンピースを着ている)。
特定のイベントで死んだときのみ、特殊演出として見られるくらいで良いと思います。
本作の良かったところを挙げるのなら、出現する怪異に対して、それに応じたミニゲームのような対処が必要になるところです。
怪異に対して、視線を切らずにゴールまで辿り着く必要がある。
だるまさんが転んだのルールに則ってゴールまで辿り着く必要がある。
追いかけっこをする必要がある。など。
これらは素直に楽しかったです。
いっそのこと、怪異の出すミニゲームをクリアするだけの作品にした方が良かったのでは。。
ついでにミニゲームに対してもうひとつ言うと、、

この口裂け女のイベントですが、「口裂け女に注意」ではなく、「逃げろ」と一言だけ表記した方が良かったと思います。
口裂け女が出ることを予告しない方がスリリングだし、”逃げろ”と書かれていた方がプレイヤーが何を求められているのか分かりやすいです。
全体的に、8番出口システムとの食い合わせの悪さが目立つ作品でした。
※余談
おそらくバグだと思うのですが。。。
明らかな異変を発見しました↓

教室のなかに巨大な目玉が浮かんでいます。
異変を見つけたので”右”に進みました。

すると、ゲームオーバーでやり直しです。

再び同じ怪異を発見したときに、”左”(異変なし)の方へ進んだら、クリア判定となったのでバグだと思います。




