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「会社」よりも「社会」にとって必要とされる人間を目指すということ

ボクは新卒で入社した会社をリーマンショックによって転職を余儀なくされた人間です。

しかし、ボクは自分が社会の被害者などと思っていないし、そんなことを言いたいのではありません。

別に企業(会社)を恨んでいませんし、自分が可哀そうな人間だとも思いません。

もちろん思うところもありますが、負の感情は抱いていません。

 

むしろ、いまとなれば良かったとも思うのです。

 

新卒のころのボクは「自分が会社に貢献すれば会社はそれに応えてくれる」と自分勝手な理想を抱いて働いていました。

リーマンショックの一件で、その考えが間違っていたことが証明されました。

それからボクは、職を転々としながら現在まで生き延びてきました。

あれから一度も会社を信用したことはありません。

「いざとなったら会社はあてにならない、自分の力で生き延びなければならない」という考えで生きています。

 

そんなボクは、財テク、副業、投資を学びました。

読んだ本も数えきれません。

これらを実践し、それなりに稼ぎました。

ボクは30代ですが、30代の平均資産の5倍ほどは資産があります。

前述したリーマンショックの経験がなければ、このようになっていなかったでしょう。

 

「会社」に必要とされる人間ではなく「社会」にとって必要とされる人間になる。

ボクはそんな考えを持っています。

 

現在勤めている会社も、別に思い入れがあるわけではありません。

自分の持っている資格やスキルと労働条件がマッチしているから働いているだけです。

極端なことを言えば、(明日解雇されても良いや)くらいの感覚で働いています。

 

誤解のないように書きますが、仕事を適当にやっているということではありません。

お金を貰っている以上、仕事はキッチリとやります。

しかし精神的には会社に従属していません。

 

やはりそんな人間は会社からは評価されないでしょう。

会社側から見たときに、愛社精神を持たずそっぽを向きながら働いている人間が評価されるはずがないのです。

ボクはそれで良いと思っています。

 

ただ、「会社に必要なスキルだけを積み立てるのではなく、社会にとって必要なスキルを積み立てられるのか」は重要視して働いています。

その会社でしか通用しない専門的な技術よりも、その会社から出ても使える技術を身に付けられる会社でしか働きたくありません。

たとえば、ボクは「大型二種免許」(簡単に言えばバスの運転手ができます)を持っていますが、この資格があれば全国どこへ行っても運送業で働けるでしょう。

普段から仕事で大型車を運転しているのなら、その会社を解雇されても何とかなります。

なるべくこのような仕事をするべきだと思います。

 

その仕事は「会社で通用するスキルが身に付くのか、社会でも通用するスキルが身に付くのか」、それは意識した方が良いです。

もちろん両方が身に付くのなら、それに越したことはありませんね。

 

会社や職業という枠にとらわれなくとも、前述した副業投資は身に付けておけば確実に人生の助けとなります。

たとえ会社から捨てられたとしても、自分の足で歩くための杖となってあなたを支えてくれます。

 

「会社」よりも「社会」にとって必要とされる人間となることが、現代を生き延びる秘訣だと思います。

また、リーマンショックなどの不況の煽りを受けたとしても、結果的に良い方向へ向かうことだってあります。

そこから何かを学べるのなら、一時的に辛い経験をするのも悪いことではないでしょう。

コロナ禍で不安を感じている人も多いと思いますが、やりようはいくらでもあるのです。

最後には笑い飛ばせるように、お互い生き延びましょう。

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