ゲームで生き残る

オカルトIQがいま試される「奇天烈相談ダイヤル」感想 レビュー

 

1.「奇天烈相談ダイヤル」ってどんなゲーム?

新人の電話相談員となった主人公が、その怪異が本物であるのか判断するゲームです。

怪異に遭遇した人の体験談を聞き、矛盾点を探し出し、判定を下します。

ホラーですが、それほど怖いわけではないので、怖がりな方も大丈夫です。

 

2.どんな人におススメ?

・オカルト大好きな方

・ペーパープリーズのようなゲームが好きな方

・レトロゲームが好きな方

 

3.良かったところ

・豊富なオカルトネタを堪能できる

・ゲームボーイのようなレトロなグラフィックと雰囲気

・判定が失敗したときに答えを教えてくれる機能がある

 

4.ちょっと気になったところ

・質問するとペナルティが与えられる

・「該当なし」は蛇足

・怪異検索は「ひらがな」で検索させて欲しかった(わがままを言えば部分検索も欲しかった)

 

5.今からプレイする方へアドバイス

・マニュアルはちゃんと読み込むこと

・相談者の名前は確実に聞く

・基本は覚えゲー

・まずは怪異の名前を聞く

怪異の名前が分かる→「怪異の名前検索」

怪異の名前が分からない→除々に情報を聞き出して特定していく

 

6.珠音真珠の感想

Steamで無料で配信されている作品です。

主人公は新人の電話相談員となり、さまざまな怪異の相談を受けます。

その怪異が本物かどうか判断を下しましょう。

 

制作者さんのオカルト愛に、ニヤニヤしっぱなしでした。

「口裂け女」「赤いマント」などの有名な都市伝説はもちろん、

「八尺様」「巨頭オ」などのネット怪談まで網羅しています。

 

(あ!この怪異知ってる!)と何度も膝を打ちました。

制作者さんの知識に舌を巻くばかりです。

 

ゲームとしては、それなりに難易度が高いです。

オカルトの知識があるか無いかで大きく難易度が変わります。

自信のオカルトIQを試す意味でもプレイしてみると良いでしょう。

 

ちょっと気になったところとして、「質問をするとペナルティ」が与えられるところが挙げられます。

不用意な質問をすると、「その質問は関係ないですよね」と言われてペナルティを受けます。

何度も同じ質問を無意味にしたなら怒られても仕方ないですが、初見の質問で怒られるのはちょっと理不尽です。

ゲームを窮屈にさせていると思います。

 

また「怪異の該当なし」という答えも、あまりフェアではありません。

やりたいことは分かりますが、無駄にゲームの難易度を上げているだけです。

 

「怪異の検索」「ひらがな」で検索させて欲しかったです。

名前の入力は「完全一致」していなければ引っ掛かってくれません。

◯「足売りババア」

×「足売りばばあ」

×「足売婆」

検索をひらがなで統一して、部分検索も出来ればより良かったと思います。

 

個人的な好みとして、その場で相談員のジャッジの正否を下されるのではなく、次の日の新聞で発表された方が面白かったと思います。

その場は相談員のジャッジに納得するが、次の日の新聞で相談者が失踪する、あるいは殺されてしまうという記事が載る方が、ゾッとするし、自信の判断により責任を持ってプレイしようと思えます。

ゲームの都合と言えばそれまでですが、なぜ相談員のジャッジの正否が確実に分かるのか?という部分も解消されます。

その場で正否が分かるのはエンドレスモードだけで良かったのでないでしょうか。

 

本作は「ペーパープリーズ」のオカルト版と言い換えても良いかもしれません。

オカルトIQを駆使して怪異から相談者を救ってあげましょう。

オカルト好きは絶対にプレイしてみるべきです。






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