新人の電話相談員となった主人公が、その怪異が本物であるのか判断するゲームです。
怪異に遭遇した人の体験談を聞き、矛盾点を探し出し、判定を下します。
ホラーですが、それほど怖いわけではないので、怖がりな方も大丈夫です。
・オカルト大好きな方
・ペーパープリーズのようなゲームが好きな方
・レトロゲームが好きな方
・豊富なオカルトネタを堪能できる
・ゲームボーイのようなレトロなグラフィックと雰囲気
・判定が失敗したときに答えを教えてくれる機能がある
・質問するとペナルティが与えられる
・「該当なし」は蛇足
・怪異検索は「ひらがな」で検索させて欲しかった(わがままを言えば部分検索も欲しかった)
・マニュアルはちゃんと読み込むこと
・相談者の名前は確実に聞く
・基本は覚えゲー
・まずは怪異の名前を聞く
怪異の名前が分かる→「怪異の名前検索」
怪異の名前が分からない→除々に情報を聞き出して特定していく
Steamで無料で配信されている作品です。
主人公は新人の電話相談員となり、さまざまな怪異の相談を受けます。
その怪異が本物かどうか判断を下しましょう。
制作者さんのオカルト愛に、ニヤニヤしっぱなしでした。
「口裂け女」や「赤いマント」などの有名な都市伝説はもちろん、
「八尺様」や「巨頭オ」などのネット怪談まで網羅しています。
(あ!この怪異知ってる!)と何度も膝を打ちました。
制作者さんの知識に舌を巻くばかりです。
ゲームとしては、それなりに難易度が高いです。
オカルトの知識があるか無いかで大きく難易度が変わります。
自信のオカルトIQを試す意味でもプレイしてみると良いでしょう。
ちょっと気になったところとして、「質問をするとペナルティ」が与えられるところが挙げられます。
不用意な質問をすると、「その質問は関係ないですよね」と言われてペナルティを受けます。
何度も同じ質問を無意味にしたなら怒られても仕方ないですが、初見の質問で怒られるのはちょっと理不尽です。
ゲームを窮屈にさせていると思います。
また「怪異の該当なし」という答えも、あまりフェアではありません。
やりたいことは分かりますが、無駄にゲームの難易度を上げているだけです。
「怪異の検索」も「ひらがな」で検索させて欲しかったです。
名前の入力は「完全一致」していなければ引っ掛かってくれません。
◯「足売りババア」
×「足売りばばあ」
×「足売婆」
検索をひらがなで統一して、部分検索も出来ればより良かったと思います。
個人的な好みとして、その場で相談員のジャッジの正否を下されるのではなく、次の日の新聞で発表された方が面白かったと思います。
その場は相談員のジャッジに納得するが、次の日の新聞で相談者が失踪する、あるいは殺されてしまうという記事が載る方が、ゾッとするし、自信の判断により責任を持ってプレイしようと思えます。
ゲームの都合と言えばそれまでですが、なぜ相談員のジャッジの正否が確実に分かるのか?という部分も解消されます。
その場で正否が分かるのはエンドレスモードだけで良かったのでないでしょうか。
本作は「ペーパープリーズ」のオカルト版と言い換えても良いかもしれません。
オカルトIQを駆使して怪異から相談者を救ってあげましょう。
オカルト好きは絶対にプレイしてみるべきです。