※キャラ叩きの意図はありません。
鉄拳7でリロイ・スミスというキャラが追加されました。
当時、サブキャラでジョシーを使っていたボクは、リロイと対戦して思いました。
(なっ…なんて戦っていてつまらないキャラなんだ…)
ジョシーはスイッチスタンスという構えから読み合いを迫ることができるキャラですが、リロイにはほぼ機能しません。
双龍門という強力な当身技(捌き技)によって、ほとんどの選択肢が潰されてしまうからです。
鉄拳8だとジャックくんがこうなります↓
もちろん、これらは動画映えするように演出として撮影したものです。
本来の読み合いはもっと複雑ですし、ちゃんと双龍門への対策もあります。
ただし、本来なら成立するはずの読み合いが、強力な当身技によって成立しなくなるのです。
2D格ゲーで言えば、弾抜けが強すぎて弾を撃てなくなる感覚に近いです。
(ストリートファイター5のバイソンを思い出して欲しい)
あるいは当身が強すぎて起き攻め出来ない感覚に近いです。
(ストリートファイター6、JPのアムネジアのような)
当身が強いんだったら手を出さなきゃ良いじゃん。
弾抜けが強いんだったら弾を撃たなきゃ良いじゃん。
そういう問題ではないですよね。
手を出せないんだったらお互いに膠着状態になって寒い試合になります。
そもそも攻撃できないというのは、単純につまらないです。
ボクは格闘ゲームにおいて、逆択が強すぎるのは絶対に良くないと思っています。
余談ですが、鉄拳8でリロイの双龍門が強化されましたが、あまり良い調整だと思いません。
よりディフェンシブな方向に調整してどうするんだ?なんて思っています。
前置きが長くなりましたが、鉄拳8でヘイトを買っている技の一つに「吉光ブレード」があります。
ヒットでヒート発動、ヒート中はフルコンボ確定と、強力な当身技です。
さらに凶悪なのが、スカ硬直が無さ過ぎることです。
当身に失敗したときのリスクが無さ過ぎます。
動画で見ると分かりやすいです↓
吉光ブレードは、鉄拳8発売当初から大不評で、すぐさまアップデートで弱体化されました。
しかし、弱体化した現在もまだまだ強いです。
最強格の当身技です。
当身というのはそれ相応のリスクを負うべきだと思います。
極端なことを言えば、レイジアーツや昇竜拳のような調整が望ましいです。
失敗したのならそれ相応の代償を払うべきである、ということです。
現在の吉光ブレードの仕様はあまり良くないですね。
一応は浮かせられるだけのスカ硬直があるのですが、トッププレイヤーでも難しいです。
完全に読んでいないと無理だと思います。
もう一つ、吉光の強力な拒否技として「華輪」(かりん)という技があります。
体力を消費する代わりに、高速で回転しながら横移動する技です。
強力な避け性能があり、通常技はほぼ避けられてしまいます。
こちらも動画をどうぞ↓
(リディアちゃんが泣いているよ)
リディアの構えからの読み合いがほぼ全対応されます。
ボクはリディアを使っていますが、吉光を相手にすると面白くないです。
構えから読み合いを迫るキャラが構えを使えなくなる。
それが何を意味するのか?、説明するまでもありません。
個性という言い方をすればそれまでですが、現在の吉光ブレードと華輪はあまり良い調整では無いと思います。
吉光が強いのは良いのです。
しかし、受けが強すぎる、逆択が強すぎる、こういう部分は良くないです。
アグレッシブというコンセプトにも沿いません。
ただ、鉄拳8の吉光の調整そのものは好きです。
シリーズでもっとも強く、もっとも面白いのではないでしょうか。