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生産性アップの頼れる相棒となるか???ポモドーロテクニックを活用できるゲーム「Chill Pulse」【感想、レビュー】

 

1.「チルパルス」ってどんなゲーム?

ポモドーロ・テクニック(後述)を活用できるゲームです。

作業中に使用するデスクトップ常駐アプリと言い換えても良いでしょう。

ポモドーロタイマーを起動したり、ゲーム内に収録されている音楽を掛けたり、作業中に起動しておくと生産性が上がるかもしれません。

ポモドーロタイマーの経過と共にゲーム内通貨が貯まります。

好きなペットを購入したり、表示されている女の子のアクセサリーを購入したりすることもできます。

匿名同士(プレイヤー間)で手紙を送り合うシステムもあります。

好きなことを書いて手紙を送ると、誰かから回答がもらえるかもしれません。

 

2.どんな人におススメ?

・生産性アップのツールが欲しい方

・ローファイミュージックが好きな方

・作業用BGMを掛けて作業するのが好きな方

・匿名の緩い繋がりでコミュニケーションが取りたい方

 

3.良かったところ

・収録されている音楽がすべて良質

・風の音や暖炉の音も流すことができる

・匿名同士で手紙を送り合うのが楽しい

・手紙を送ってばかりいると、そろそろ作業を再開しようとお叱りしてくれる

 

4.ちょっと気になったところ

・ポモドーロタイマーのアラームが分かりづらい

・そもそもポモドーロテクニックが合わない人もいる

・特にやることが無いので飽きる

 

5.今からプレイする方へアドバイス

・もし手紙を送る場合は英語だと返信率が高い

 

6.珠音真珠の感想

ポモドーロテクニックというものがあります。

25分集中し作業する、そして5分休憩する、これを繰り返す、生産性アップのテクニックです(かなり大雑把な説明で恐縮)。

 

数年前、ボクが初めてポモドーロテクニックを知ったときは思いました。

(こちとら作業時間と休憩時間を自分で決められるほど悠長な仕事してないんじゃいっ!!)

生活にポモドーロテクニックを取り入れる余地がありませんでした。

 

さまざまな副業に手を出すようになり、時間に縛られない作業にはポモドーロテクニックを取り入れてみようと思い立ったのです。

かと言って、時間を計るだけのストップウォッチのようなものや、簡素なアプリでは味気ないです。

そこで購入したのが本作「チルパルス」です。

このようなゲームの存在を知らなかったので、強く興味を惹かれたのもあります。

 

さっそくポモドーロタイマーを起動し、ポモドーロテクニックを試してみることにしました。

結果としては、最初のうちは生産性が爆上がりしました。

しかし、すぐに自分には合わないことに気付きました。

 

疲れます。

25分間集中する。実際にやってみれば分かりますが、半端ではないですよ。

25分全力で作業に集中し、5分休憩する。

このサイクルをまわせるのはタフな人間だと思います。

ボクには無理でした。

 

強制的に休憩を取るのも合いません。

たとえば、ブログ執筆の場合だと(いま筆が乗っているんじゃい!ボクの邪魔をするんじゃあないぞッ!)なんて気分のときがあるんですよ。

そんなときに休憩を取ると、テンションが下がって記事が書けなくなります。

 

結果的に言えば、現在は作業用BGMを垂れ流すアプリと化しています。

「え?それってYouTubeで作業用BGMを流すのと何が違うの?」と思うでしょう。

強いて違いを挙げるのなら、YouTubeを開くと余計な動画を見たくなりますが、本作の場合はそれがありません。

作業を開始するためのルーティーンの一環として機能しています(ポモドーロタイマーはガン無視で作業してますが)。

収録されている楽曲の数々はどれもクオリティが高く、作業BGMには持って来いのものばかりです。

 

本作の目玉の機能と言っても良い、匿名で手紙のやり取りができるのも凄く面白いです。

手紙に好きなことを書いて送ることができます。

もちろん匿名です。誰が送ったか分かりません。

その手紙を見た誰かが返信をくれるかもしれません。

左の黄色の手紙の内容がボクが送ったものです。

右側が誰かがくれた返信です。

プレイヤーの人口的に英語で書くと返信を貰いやすいです。

中国語もよく見かけるので、中国語が使える方は試してみるのも良いと思います。

通報機能もあるので、公共良俗に反するような内容は見かけません。

暖かい言葉を掛けてくれる方も多く、勇気付けられる返信が来ると本当に嬉しくなります。

素晴らしい機能として、あまり手紙に夢中になっていると、そろそろ作業に戻りましょうと釘を刺されます。

これは気の利いた素晴らしい機能だと思います。

 

役に立つか、立たないか。

利用する人によるとしか言いようが無いですが、検討する余地は十分にある作品です。

自分のように作業用BGMとして使っても、元は取れるくらいに満足はしています。








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